ネオンデーモン
※この記事はネタバレを含む個人の感想です
先日観てきました。
いやーもう、驚いた。
この映画、たまたまフライヤーを見てなんとなく惹かれて観に行ったんだけど
思ってたのとちがう!!!!!笑
ホントにフライヤーからの情報しか知らなかったから、
純粋な田舎の女の子が夢見て都会に出て、モデルとしてトップを目指していくうちに、周りに対してどんどん嫉妬や黒い感情が芽生え始めて変わっていく〜
的なストーリーを想像してたんだけど
開始10秒で
「あれ?なんかやばいぞ」
って気付きました笑
まずR15っていう時点で色々気付くべきだったんだけど、うかつでした
隣に座ってた女の子も、同じような感じで見に来たんだったんだろうな。耳ふさぎながら、「なにこれ、ほんとなんなの?」って怒ってた笑
わたしもこんなポップコーンが進まなかったのは初めてです。笑
※ここからネタバレ
映画見るまでは気付かなかったけど、もうフライヤーから血(実際には血ではない)流れてるじゃん、、、
パーティーでのショーも(他の人のネタバレから、あれはSMショーだったんだと知った)何なのか全然わからなくて怖すぎた、、
主人公のジェシーがケガをしたときその血を舐めたり、最終的には食べたり…っていうのは昔の、人を食べるとその人の能力が自分のものになる、っていうやつかなー
初版白雪姫を思い出しました。
ぶっ飛びすぎてて、現実世界というよりはホントに残酷な童話を見ているような感じ。
ネットで知り合ったディーンは、、ずっと怪しい奴だと思っててごめんなさい。笑
人間は中身だ、っていう唯一の?ちゃんとした人物だったなぁ。でも最初に死体をイメージした写真を撮ってる時点でちょっと普通ではないのか、、、
ジェシーは変貌していく、ってよりは最初からその雰囲気があったように思いました
「私は歌もダンスも才能がない、でも可愛さで食べていける」って言うところとか
「小さい頃親に危険な子、って呼ばれてた」とか、昔から見えてたものがあったんだろうな。
私から見てジェシーはもちろんすごく可愛い(女優のエル・ファニングちゃんはマレフィセントのときも透明感すごいな〜と思った)んだけど、周りの先輩モデル達ももちろん綺麗で、ジェシーだけがぶっちぎり整ってるか、というとそうではないんだよね。
でも何より若い。
白雪姫でも、継母は綺麗だったけど、より若い白雪姫が美しいと言われたように
若さは女性の武器なんだと
それがましてモデルの世界、芸能界なら尚更で。
若くて可愛い、それを自覚してるジェシー。
先輩モデルのサラやジジが嫉妬してしまう気持ちは、女性ならきっと共感できると思う。
羨ましくて、あの子になりたい、って思ったことなら私にだって何度もあるし。
まぁ、これはさすがにやりすぎなんだけど、、、笑
あと、ルビーは登場してきた瞬間からなんかヤバイ奴だなって思ってたけど、、まさかあそこまでおかしい人だとは思いませんでした。
サラやジジにあの子は凄い、あの子は凄い、って言って、どう見ても煽ってるようにしか感じられなかったんだけど、それは本心だったんだな…
本気でジェシーに惹かれていた分、拒絶されたときの手のひら返しは凄かった。もう間違いなくこの映画でナンバーワンの変態だと思う。
とにかく、この映画の監督が過去にどんな映画を撮っているか、ちゃんと知っていないと衝撃的すぎました。
でもなんとなく、音楽は中毒性があった。サントラは借りてみたいかなーと思います。